2019/20カウフマン出演予定オペラ紹介

カウフマンの大方の予定が決まったので出演予定オペラを紹介します。公演が足される可能性もありますが、その時は追加します。 

 

来シーズンは3つの新演出「死の都」「フィデリオ」「ワレキューレ」があります。ロールデビューは「死の都」のパウル。「死の都」は来年7月Staatsopern TVで、「フィデリオ」はROHシネマで見ることが出来ます。

 

ヴェルディ オテロ バイエルン歌劇場

2019年9月20, 24, 28日

共演者:Jonas Kaufmann, Anja Harteros, Ludovic Tézier, Adam Fischer指揮

 

昨年の(非常に問題のある)演出で。イヤーゴがフィンリーからテジエに代わります。

バイエルン歌劇場のTrailer


 

コルンゴルド 死の都 バイエルン歌劇場 新演出

2019年11月18, 22, 26日及び12月1, 6, 11日

共演者:Jonas Kaufmann, Marlis Petersen 他、Kirill Petrenko指揮 

 

ナチスにより葬り去られたコルンゴルドだが最近は再評価され上演回数も増えている。非常に美しい旋律。カウフマンが前々からやりたいと言っていた演目。2020年7月のStaatsopernTVで見ることが出来るでしょう。


 

ベートーベン フィデリオ ROH 新演出 シネマブロードキャスト(英国)

2020年3月1, 3, 6, 9, 13, 17日

出演予定:Jonas Kaufmann, Lisa Davidsen, Georg Zeppenfeld et al. Antonio Pappano指揮

 

カウフマンはフィデリオを既に何回も歌っているので特に注目する点はない。

 

第1幕は歌うところがなく、第2幕の “Gott welch Dunkel hier!” から出演。極めて弱音で歌い始める高難度の “Go〜〜〜tt!” が素晴らしい。 TOHOシネマがROHシネマ上映を継続してくれれば日本で見られる。

 

 

ワーグナー トリスタンとイゾルデ第3幕コンサート形式

ボストン、シンフォニーホール 2020.4.09 & 4.11

ニューヨーク、カーネギーホール 2020.4.15.

出演予定:Jonas Kaufmann, Emily Magee, Andris Nelsons指揮、ボストン交響楽団

 

昨年の第2幕は素晴らしかった。今回は注目の第3幕。

 

 

ワーグナー ワルキューレ パリオペラ座バスチーユ 新演出

パリ、オペラ座 バスチーユ  2020.5.05, 10, 15, 19, 27. 及び Festival: 2020.11.24. & 2020.12.2. 

出演予定:Jonas Kaufmann, Eva-Maria Westbroek, Martina Serafin, Ekaterina Gbanova, Ian Paterson, John Relyea, Philippe Jordan指揮、Calixto Beitoによる新演出

 

えっ、相手役はまたWestbroekさんですか。そうですねえ。ジークリンデを歌える声良し顔良しのソプラノさんはそれほどいません。その他のキャストも豪華です。

 

「Ring」4作品をまとめてでないと購入できない公演ですから、日本から出かけて見にゆくのは難しい。もしフランスでTV放送してくれるのなら、NHKやクラシカジャパンあたりが購入して下さればうれしい。

 

 

コルンゴールド 死の都 バイエルン歌劇場オペラフェスティバル

共演者:Jonas Kaufmann, Marlis Petersen 他、Kirill Petrenko指揮  

 

ワーグナー、ニュルンベルクのマイスタージンガー ミュンヘン、バイエルン歌劇場オペラフェスティバル

2020.7.25 and 7.29 

出演予定:Jonas Kaufmann, Wolfgang Koch, Hanna-Elizabeth Müller他、 Kirill Petrenko指揮

 

何でしつこく何年もこの演目をオペラフェスティバルでやるのかミュンヘン事情を知らないltrovatoreには理解できない。ただペトレンコ指揮は貴重。Hanna-Elizabeth Müllerは良いと思う。

2016年バイエルン歌劇場 昨年も今回もこれと同じ演出


(2019.07.07.wrote)

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